教授の娘 〜強く、図太く、美しく〜

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違うことを受け入れる痛み【多様性】

幼少期の私のいた環境。それは良いのか悪いのかわからないけれど、インターネットのまだ出だしの頃に、いち早く世界の動きをキャッチすることができる場所にいたこと。

インターネットが果たすであろう役割を、CATVから流れるBBCのニュースや、新聞、各国の書籍をはじめ、何より、英語、フランス語、中国語、ロシア語に特化した大人たちに囲まれていたので、インターネットほど、リアルタイムでは無いにしろ、世界の現地に頻繁に行ったり、来たりしている大人の日常会話から、なんとなしに状況を把握しだしていた。

くだらない事から、驚くべき事まで。パリのおじさんは、日本人の女性をパトロンにしたい方が一定数いる事や、ロシア語圏に関わる仕事をしている人は、政府のブラックリストに名前が載っている事など。一律のトーンで語られていたその頃、幼少期に体験できた事は、今の私に何をもたらしているのかは分からないけれど。

インターネットが出来て、周りの子どもたちと、似たような環境で過ごせるようになればなるほど、生きやすくなっていったように感じた。

当時は、子どもの日常に、グローバリゼーションを持っていても、友達を作るのには、何の役にも立たなかった。

そんな中、今でも、大人の現実に疲れた時の逃避先に、【映画】を見るという、ハリウッド以外の映画があると言うことを知っている事は、私にとって救いの一部になったかもわからない。日常は、映画のように終わりが見えない。

漫画【緑の歌】

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異国への憧れ。

この異文化への恋心に、未経験者はいるのだろうか。

自国文化には、こんな風に焦燥感は持てない、不思議な遠距離が生む美化された異国文化。

幼少期に見たゴーギャンの有名な女性の絵はタヒチで描かれたと知ったのは大学生の頃でした。

この世にはBoraBora島という楽園の様な場所があるらしいことを知り、タヒチアンダンスと出会い、フランス領ポリネシアとう、ハワイとはまた違う歴史を辿ってきた歴史。

タヒチアンバンジョーが奏でる、陽気なオテアや、美しいけれども、日本に通ずるマイナー調のアパリマの曲に気付いた時には既に魅了されており。

首都パペーテで一軒だけあるCDショップ、そもそも音源としてまとまった物がないなか(おそらく、音楽はLiveで事足りてしまっているから?)何回も何回も同じ曲を大切に聴いていたものでした。

 

【緑の歌】をよむと、そんな経験が蘇り、主人公の緑に親近感を持つとともに、憧れの文化がある日常に羨ましさを感じます。

彼女は、今の子なんだなぁと。

それは、年代問わず、好きな物や情報がぶわぁっと一度に手に入るという私には近未来の体験をしている時です。

 

本当は、漫画の事は知らなかったのだけれど、ジャケ買いならぬ、帯買いで、この作品に出会えました。

【西新宿日記】 令和3年6月10日

コロナ禍から日常へ戻る途中の夜10時をまわる頃、思い思いの缶チューハイを片手に40代あたりの大人の3名が駅へと歩いている。時節柄、仕事の付き合いでの呑み会にはならず、金曜日の夜、気分は休日とあり、その背中は楽しげだった。

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本の森に埋もれたい一心で、閉店前のブックファーストへ足が早まる。沢山の棚から棚へゆらゆら目を移しながら、結局、サマセット・モームの文庫本を手にとり。

長時間の飛行機に乗る前に選ぶような本を手に取る自分自身も、少し浮かれている事に気がつく。

物事はこれ以上悪くはならないと、心の底で感じているんだろうか。

結局、蛍の光の閉店音楽が流れて来てしまう。

帰り道には、梔子の香りを微かに聞いて、初夏の訪れる前の梅雨の湿度を感じていた。

世界共通表現【ダンス,音楽,英語】

踊る、奏でる、英語を使う。

この3つは、最強に便利であると私は感謝しています。

私の中ではこの3つを持っていれば、どこの言葉を話していても、意思疎通が出来る魔法のようなものです。

理由なんて無かったのですが、この3つの魔法を義務教育で習える環境って凄いなと感じます。

私自身は、学校で習ったのでは無いのですが。

ヒトリブ【一人部活】

定時後の公園では、仕事や学校を終えた、沢山の1人が、淡々と目の前のタスクをこなしています。少し未来の希望に向かって、目指す先はそれぞれ違うのだけれども。皆が未来を希望あるものにする為に、黙々とトレーニングをしています。

サッカーボールを1時間以上蹴り続けたり、縄跳びをしたり、シャドイングをしていたり。

夜の公園には、ちいさな希望が沢山ありました。

Netflix【クィーンズ・ギャンビット】

Netflixにて、唯一観たかったシリーズは、クィーンズ・ギャンビットです。

夢のような時間と同じくらい地獄のような辛い時間が物語にはあり、強くもない主人公が、人間らしく生きようと苦悩する、チェスの物語です。

つらく、もどかしい時間が日々の生活には欠かないもので、主人公ベスもチェスの才能とは別に、人間として生活していく上での苦悩にもがき苦しむ様子を、時間を掛けて描いてる所に興味を持ちました。

孤児であったり、お酒や薬に溺れていたり、自暴自棄になる主人公が、緩やかに、人間らしく生きる術を身に付けていくストーリーに、心掴まれます。

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Netflix【最高に素晴らしいこと】

 

https://www.netflix.com/jp/title/80208802?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81090219

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主人公violetが日産の黒いバンに乗っていて、はっと日常と繋がりました。

誰か大切な人を失った後に、後悔を持ってその人をいつくしむより、生きている間、大切な人と沢山素晴らしい経験を積みたいと、改めて感じます。

しかし、最近観る青春映画は、少し冷たそうな池にジャンプして飛び込んで、楽しそうに精一杯泳ぐシーンをよく見るなぁ。

人生への例えなんだろうかと思うくらい、真似したくても、似たような場所が近所にないよと、少し羨ましく感じます。