ダンサー田中泯さん。
ライブでは拝見した事がなく、いつも、映像越しで存在を知る。
推測でしかないけれど、私が実際に劇場で観た方の演者の中では、野村萬斎さんに近い存在感や、緊張感、場を制圧する空気、華、を持つ方なのかと、思う。
私自身、よく、一般社会人に質問される。
その事に対して、
この映画をみてかんじたことがある。
どうして英語を話せるの?
どうしてどんな方にも物怖じしないの?
どうして踊るの?
どうしてピアノを弾くの?
どうして、あの担当者は執拗にあなたにだけ目を掛けるの?
どうして?
沢山の知りたくもない【どうして】がわたしを苦しめる。
スルースキルもネタ切れなんです。
ただわかる事は、言葉で説明しないと分からないような方には、どんな答えもピントは来ないということ。
育ちが違えば、昔なら交わる必要は無かったはずの方々。
でも、夫にだけは、理解してくれなくても、何度も自分をぶつける。
結局、私の家族や、夫、友人以外には、たいしてこちらも重きを置いていないのだな。
観るだけで何処まで分かるか。何を感じ、何を思うか。
それは、各人が日々生きている姿勢の表れであり、結果であり。
生まれ持った素養と、経験した多くの物事に、惑わされず、とらわれず、血のように体内にスルスルと入って出て行く。
それがその人を作る。
全くまとまらない文章ですが、私の鑑賞後の頭の中を公開してみました。