【落語好きの少女は、大人になり、講談の好きな女性になりました】

落語って、小学生からしてみたら、親と聴くには気まずい噺がある。

だから、少女は、布団をかぶって、ひとりでクスクス、ラジオから流れる落語の噺に聞き入っていた。

父が落語とか、クラシックとか、何かの講義とか、あらゆる国の語学の音源を常に聴いていたので。

私は興味のあるものは一緒に聴き、そうでは無いものは、BGMとして聴いていた。

2018年頃から、落語ブームが緩やかにやってきて、落語を聞いている事をカミングアウトできたけど、

なかなか、知人に落語好きなんだと言うのは、勇気がいることだった。

いい世の中になったなぁ。

落語も講談も。歌舞伎も能も。古典芸能に光が当たり出している。