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香りII【香水という芸術】

目次:

①香水の変遷

②参考文献

 

【①香水の変遷】

■1900年~1910年代

香水芸術産業に影響を与える2人がフランスに現れる。

・フランソワ・コティ(1874年-1934年:これまでそっけなかった香水瓶にアール・ヌーヴォの宝飾家、ルネ・ラリックがデザインしたガラス瓶を使用した。

・ポール・ポワレ(1874年-1944年:デザイナーが香水を開発する第一人者として。)

フランソワ・コティ - Wikipedia

ポール・ポワレ - Wikipedia

■1920年代

マドモワゼル・シャネルやカロ姉妹、ジャンヌ・ランバンなどのクチュリエが香水製造に乗り出し、調香師組合を騒然とさせる。

ココ・シャネル - Wikipedia

Callot Soeurs - Wikipedia

ジャンヌ・ランバン - Wikipedia

■1930年代

世界恐慌の波が去り、再び社会に夢が戻ってくる。シャンプー、日焼けオイル、粉洗剤など、生活の中に大量消費製品の香りが現れる。

■1940年代

第二次世界大戦の終焉。未だ、香水はブルジョワジーだけの特権であった。

■1950年代

香水の中心の香りはすずらんの花であった。男性向けの香水にはベチバーが用いられた。

■1960年代

消費社会の発展に伴い、アメリカの会社(IFF)とスイスの会社(フェルメニッヒ社、ジヴォーダン社)が才能ある調香師の協力を得て香水創造のために、香水学校をつくり、調香師を養成する。

■1970年代

香水市場に、〔宝石商:ヴァン・クリーフ&アーペル〕が参入する。

■1980年代

香水だけでなく、あらゆるものが「プロデュース」される時代。

■1990年代

トレンドと時代の風潮に合わせ、マーケティングにニュー・エイジの哲学が取り込まれる。

■2000年代

・『ニューヨークタイムズ』に香水の批評が始まり、香水が芸術表現の形として認められる。批評にはただ、調香の原料を列挙し描写するだけでなく、香水をその表現、独創性、クオリティー、香水のエクリチュール(書き方)で判断される。

・売り上げというひとつの情報だけでなく、あらゆる方法で香水を評価することで、若い調香師の才能や新しい香水へのアプローチを励ますという真の利益がある。とのことだ。

 

【②参考文献】

■アローマ 匂いの文化史(筑摩書房1997年)

著:コンスタン・クラッセン/デイヴィッド・ハウズ/アンソニー・シノット

訳:時田 正博

■パルファム紀行 香りの源泉を求めて(原書房2008年)

著:セリア・リッテルトン

訳:田中 樹里

■香水ー香りの秘密と調香師(白水社/文庫クセジュ2010年)

著:ジャン=クロード・エレナ

訳:芳野 まい

■シャネル N°5の秘密(原書房2011年)

著:ティラー・マッツェオ

訳:大間知 知子