【父親の手帳】

本や手帳や原稿用紙にびっしりと埋まる文字は、日本語や、(おそらく誰かに見られたくない時)英語以外の言語、など。どう言う時に使い分けられているのか分からなかったけど、綺麗な時でみっちりと書かれている映像が私の頭に残っている。

そして、父の書いた文章や論文は、今までチャレンジしてみたものの、読み切ったものが無い。

世に言う、私の中で、プルーストの「失われた時を求めて」は、父の書いた文章にあたる。

なんとなく、実際にお会いしたり、少し知り合いの作者の文章は、私は何故か読むことが出来ない。